外来生物の問題の内、食用に輸入した生物の話はよく聞かれると思います。養殖場から逃げ出して繁殖した、という事例も多い為規制も厳しいものになっています。ところが、その規制が幸いした「成功事例」というのがあるそうです。 山形県のとある町では、休耕田を利用して上海ガニの養殖を始めました。しかし生態系を乱すということで輸入だけでなく、運搬や保管にも国の許可が必要になったのです。生きたまま調理する必要がある為、冷凍などでは使えません。この為、一旦は廃業も検討されたのですが、厳重な管理を徹底するということで継続。結局新たな参入ができない事から独占的に販売できる様になったということです。 環境を守りつつ、事業も発展できる。これが理想ですが、意外と最初から諦めている事はないでしょうか。法の穴をくぐるというのではなく、キチンと対応してこその事業。知恵とやる気があれば発展の元もあるということの見本だと思います。 11/4/15 一覧へ戻る |