治療薬の無いデング熱を媒介するネッタイシマカを根絶するという記事が朝日新聞に出ていました。やたらと殺虫剤を撒いてはそれこそ環境破壊なので、子孫が減る様に遺伝子操作した蚊を放つのだそうです。 成果も上がっていますが、記事では同時に環境への影響についても書いています。一つの種を消してしまって良いのかという疑問です。こういう事で問題になるのは、この蚊を餌とする生き物が困らないかと言う点ですね。 食物連鎖を断ってしまうと、生態系が狂うのは皆さんご存知の通り。そこはしっかり調査することが大事でしょう。また地域を占有している種が居なくなると、他の種が入り易いことも指摘しています。 危険な伝染病と自然保護。どちらも大事で、慎重にやるのは当然でしょう。ただやる時はやるというのもあるでしょう。かつてある種の巻貝が病気を運ぶということで、大工事で川を付け替えてしまったという話もあります。 11/5/2 一覧へ戻る |