生物多様性の国際会議が開かれるのですが、新聞には有用微生物の話が出ていました。ベトナムで日本との共同探索チームが展開しているそうです。
生物資源に対する原産国の主権を認める様になってから、負担増の為参加する企業が少ないのですが、ようやく海外で探索する日本企業が現れたわけです。正に新時代への過渡期ではないでしょうか。
制限の無い頃にアメリカ企業は全地球規模で有用微生物の探索をしていました。そんなことで性能の良い商品を作り出していましたが、今は自国で優秀な「国産菌」を探さないといけません。日本は研究資金の問題で、一部大企業を除いて国内でもなかなか研究が進みません。
そんな中、台湾のバイオ企業も進出してきました。日本は増々遅れてしまいそうですが、商品の選択肢が増えることは、消費する側も見る目ができますし、業界の発展にもつながります。
抗菌流行りの日本ですが、ノンビリしては居られません。これまでにもバクテリア利用をと述べてきましたが、より声を大にして行かないといけない様です。
10/10/15 一覧へ戻る |