ホーム ブログTOP ポラロイドと言えばインスタントカメラだった。デジカメのできる以前、その場で撮った写真を見ることができるというのは特別だった。焼き増しはできないが、ネガ式と違って画の改ざんができないということで警察などに良く使われたという。 しかしもうデジカメの時代。とうとう生産終了になってしまったという話だ。ネガフィルムの生産も減っている。大切にしまってあるフィルム式カメラも、近い内に使えなくなる。 デジタルデータは「不滅」という感覚があるが、実際は結構劣化するらしい。家にある戦争前後の写真などの保存状態を見ると、年数から言えば余程勝っている様に思える。画像の加工やネットへアップすることを考えればデジタルなのだが、ただ保管しておきたいのだったらフィルムで良くはないか? それも「省資源」と言われればそれまでだが、「現像」という化学の遊びもなくなってしまうだろう。「そんな遊びあったか」と思われるかもしれないが、かつては個人向け暗室なんていうモノも売っていた。大体、レンズを通した像の投影から現像までは、全部理科で使える題材。何でも「ボタン一発」のデジタル化は、理科離れの原因ではないのか?そのまま大人になれば、”ものの仕組み”に興味を持たなくなる。今写真好きという人に、一点にピントを合わせて“手前から奥までクッキリ写す方法”なんて言っても、「あるはず無い」とか思うのではないか。 玄人が現像を色々変えて、「焼き具合が・・・」などと悦に入る様も見られなくなるのか。昔、写真というと出かける、撮る、現像で試行錯誤するというのが1セットだった。デジタルではこの3つ目が“画像処理”になっていて、最近は自動化している。「顔認識」といって、ピントまで機械が判断してしまう。・・・趣味と言うには、何かが欠けてしまった。
08年2月23日 |